神様の会社
わたしは あの時 あの会社で
間違いなく 努力した
これだけは 言える
ぼろぼろに なりながら
ずたずたに なりながら
かなしみを 抱えて
怒りを 押し殺して
嫌なことにも 分かりましたと 言い
理不尽な事にも ごめんなさいと 言い
ただ 与えられた 仕事を
一生懸命 こなした
誰よりも 誰よりも 頑張った
私と同じぐらい がんばってた 人が いるかどうか 私は知らない
でも、 私以上に がんばってた 人は いない
絶対に いない
そのぐらい 努力した
私は その結果 ぼろぼろになった
ずたずたに なった
もう 耐えられない
もう 限界 ・・・・・
もう 潮時だな
そして 私は 会社をやめた
でも あの会社が 私に下した 結論を 知った時
私は 怒りで 声も 出なかった
涙が 出ないぐらい 泣くことすら 出来なかった
私が 辞めた時 最後に もらった ボーナスの査定
真ん中より ずっとずっと・・・・・ずっとずっと・・・・低い金額だったから
私は あの会社を 恨みました
それから 12年が 経ちました
ある日 たまたま 偶然 町で
あの会社の 顔と 名前は 知ってるけど
そんなに 私を 知らないはずの 人に ばったり 合って
少し 立ち話した
私は 言われました
「 なかなか がんばってましたよ 」 と
そして 「 よく やったと 思いますよ 」 と・・・・・
私は その一言に 救われた
見てる人は 見てるんだなと ・・・・・
私は あの会社を つくった人が だいすきです
もう 亡くなった人だけど
私は あの創業者が だいすきでした
何がなんでも やめなかったのは
あの創業者が 一生をかけて 作った 会社だったから
理由は それだけです
私は これから たぶん 一生
あの創業者を 尊敬する事を やめる事は 出来ないでしょう・・・・・
私は あの創業者が だいすきです
だから 私は あの会社で 何があっても
あの会社のことが 気になって 気になって 仕方ありません
だって あの人は 神様だから
経営の神様 だから
私は あの神様の 意志を 引き継ぎたい
あの 会社に いなくても
あの人の 想いを
あの人の 情熱を
もっと 世界に 広めたい
それが 私の 目標です
関連記事