石けんの想い出
あれは わたしが まだ はたちの時
あなたに 出会った
わたしは 一目見て
あなたの事が だいすきに なってしまったけど
何もできない 年下の こんな わたし なんかが
相手に されないんだろうと 思っていた
わたしは あなたに 気に入られたくて
石けんの 匂いのする 香水を つけていた
そしたら あなたが 不思議そうに
「なんで 石けんの 匂いが するのかなと
思っていたら ポケットに 石けんが 入っていた」・・・って (笑)
わたしは 不思議そうな 顔を している
あなたが とても いとしくて
とても とても いとしくて ・・・・・・・
でも、 わたしは・・・・・ 悲しかった
わたし なんか 相手にするはずないと 思い込んでて
かなしくて でも いとしくて ・・・・・・
ある日 電話で あなたに 突然
「 バカヤロー 」 って 言われた
本物の バカの わたしは
本当に ただ単に 私の事を バカにしたんだと思って
あなたの ことを 無視した
それから わたしは あなたの ことを すきでは なくなった
いや、 すきでは ないと 思いこもうと するようになった ・・・・
あれから 20年 たちました
想い出は 今は うつくしく
かぎりなく うつくしく
そして 甘酸っぱい
想い出は 今は 愛しい日
青い鳥を さがした日
恋は 叶わないから うつくしい
恋は 叶わないから 輝いてる
叶わない 恋ほど 恋をする
恋に 恋した 幼い日
青い鳥に 恋した日
あなたが わたしに ・・・ 恋した陽 ・・・
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