小鳥と 野の花
なまえの わからない ちいさな 小鳥
なまえの わからない あでやかな 野の花
どうして なまえが わからない
どうして なにも いわないの
ちいさな小鳥と 野の花は
踏まれることを おそれてます
踏み荒らされることを おそれてます
ちいさな小鳥と 野の花は
わたしを まもるために 精一杯
だから なにも 言いません
だから なにも 言えません
いつも だまって
いつも がまんして
ある日 大きな鳥がいいました
もっと 飛びなさい・・・と
ちいさな 小鳥と 野の花は
天高く 飛べません
大きな鳥みたいに
飛びたいけど
飛べません
でも ちいさな小鳥と 野の花は
飛べない事さえ
大きな鳥に 言えません
だって
ちいさな 小鳥は
ちいさな 生き物だから
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